免疫機能が日々の細菌やウイルスとたたかっている
私たちの体は、常に細菌やウイルスなどの病原体に攻撃され続け、がん細胞は毎日5,000個ほどが体内で発生していると考えられています。
その状況がすぐに感染症やがんの発症につながらないのは、体内の免疫機能が病原体やがん細胞を常に攻撃・退治しているからです。
免疫機能を高めるのが重要
しかし、病気やストレス、偏った食生活などで免疫機能が低下すると、細菌やウイルスの侵入を防げず、がん細胞の増殖を抑えられなくなり、感染症やがんを発症してしまいます。
そのため、感染症、がんの予防・改善には免疫機能をいかに高めるかが重要になります。
β-グルカンは真菌類に含まれる成分と構造が似ている
アガリクスを含むキノコ類は、カビなどと同じ真菌類に分類されます。アガリクスの主成分であるβ-グルカンはカンジダなどの真菌類の細胞壁に含まれる成分と構造が似ているため(図1)、アガリクスを健康食品・サプリメントとして摂ると、免疫細胞は病原体が侵入してきたと認識(勘違い)します。
■アガリクスに含まれるβ-グルカンについて(図1)
β-グルカンの構造式は真菌の種類によって異なります。アガリクスと病原性のカビであるカンジダ菌のβ-グルカンの構造式は、非常に似ているという特徴があります。
免疫システムが活性化
その結果、病原体から体を守るために免疫システムが活性化し、体内に侵入してきた病原体(カビ・細菌・ウイルス)だけでなく、体内で発生したがん細胞も攻撃すると考えられています(図2)。
■アガリクスが免疫細胞を刺激して免疫力を増強する(図2)
➡アガリクスは免疫細胞を刺激することで、免疫力を増強する
栄養書庫発行 : 『栄養書庫フォーカス-5 奇跡の成分 露地栽培アガリクス』より