
よくわかる健康サイエンス-14 自然治癒力と腸
■栄養書庫編集部/著
■京都薬科大学 薬学部 元教授 小田 真隆 薬学博士/インタビュー
■A5変形 オールカラー 36ページ
■価格 660円(税込)
■発行日 2026年1月24日
■よくわかる健康サイエンスシリーズ
LPSがひらく、新しい自然治癒力の時代
私たちの身体には、生まれながらにして「自分を守り、治す力=自然治癒力」が備わっています。ケガが自然にふさがったり、風邪が休息によって回復するのは、この働きによるものです。近年、この自然治癒力を科学的に支えるカギとして注目されているのが、自然界の微生物が生み出す成分「LPS(リポポリサッカライド)」です。
LPSの歴史は古く、19世紀の細菌学の黎明期から研究が進められてきました。当初は細菌成分として、感染症研究の一環で注目されていましたが、21世紀に入り、LPSの経粘膜刺激がむしろ免疫を整える働きを持つことが明らかになりました。特に日本では、自然免疫制御技術研究組合が先導してパントエア菌由来LPSを解析し、「安全で穏やかに免疫を活性化する自然物質」であることを報告。LPSは一躍、世界の免疫研究で注目を集める存在となりました。
その理由のひとつは、現代人を取り巻く健康環境の変化です。加齢、ストレス、生活リズムの乱れなどによって、免疫の要である「マクロファージ」や腸内環境の働きが弱まり、自然治癒力が低下しやすくなっています。LPSは、こうした免疫低下の基盤に穏やかに働きかけ、マクロファージを適度に刺激して、免疫全体のバランスを整える“免疫スイッチ”の役割を果たすことが分かってきました。さらに、近年の研究では、LPSが皮膚の再生、慢性炎症の改善、脳腸相関の調整、がん免疫の活性化など、幅広い生体作用を持つことが報告されています。
本冊子では、この免疫ビタミンと呼ばれるLPS、そして自然治癒力と腸の関係を、一般の方にも分かりやすく解説し、「自分の力で元気になる」ための実践的な知識としてお伝えします。自然の力が持つ可能性を、ぜひ一緒に紐解いていきましょう。
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