
糖尿病3大合併症とは
糖尿病の怖さは合併症にある……といわれます。病院で糖尿病だと診断されても、初期には自覚症状はあまりありません。ところが放置していると、数年から10年程度で非常に恐ろしいさまざまな病気を引き起こします。その代表が、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」の3大合併症です。
次々に起こる症状
網膜症は、視力が悪くなったり、失明することもある病気です。腎症は、腎臓の尿を作る機能が衰え、老廃物を除去できなくなる病気です。神経障害は、手足の末梢神経に異常が起こり、手足の感覚が鈍くなったり、しびれや痛みが起こります。神経障等が進むと、壊疽(えそ)といって足が腐ってくることもあります。
ほかにも心筋梗塞や脳梗塞などの死に直結する病気や、高血圧、脂質異常症などの動脈硬化につながる病気、最近では、認知症や無呼吸症候群なども糖尿病の合併症であることがわかっています。

合併症はどうして起こるのか
では糖尿病の3大合併症はどうして起こるのでしょうか。眼、腎臓、末梢神経の細胞は、血糖値が上がるとブドウ糖をどんどん細胞内に取り込んでしまう特徴があるため、余分なブドウ糖が増えると、アルドース還元酵素(AR)を活性化し、ブドウ糖をソルビトールに変えていきます。ソルビトールは、正常時には果糖へと変換され代謝されていきますが、血糖値が高いと果糖へと変換しきれず、神経細胞の中に蓄積されていきます。その結果、細胞は砂糖水漬けとなり、最終的には細胞が壊死してしまいます。
コタラヒムブツの有用成分のひとつ「マンギフェリン」
コタラヒムブツの有用成分のひとつである「マンギフェリン」には、このアルドース還元酵素(AR)を阻害する作用があります。


※基質はグルコース使用
※エパルレスタットは医療用医薬品のアルドース還元酵素阻害剤
(成人はエパルレスタットとして 1回50mgを、1日3回毎食前に経口服用)
※IC50:50%阻害に必要な濃度
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-12 サラシアレティキュラータ コタラヒムブツの秘密』より

