細胞のイオンがプラスに傾くかマイナスに傾くかで、体調が変化
私たちは空気中の窒素や酸素、炭酸ガスなどと一緒に、イオンも体内に取り入れています。さらに、肌の表面からもイオンは体内に吸収されるため、細胞にはイオンが満ちているとも言えます。
そのため、細胞のイオンがプラスに傾くかマイナスに傾くかで、体調が変化すると考えられています。
マイナスイオンはプラスイオンを減らす
プラスイオンは化学物質が含まれる新素材や排気ガスなどの二酸化炭素、電磁波などにより大気中に広がり、人体への健康被害や食品の酸化を進める社会問題のひとつです。このプラスイオンを減らすのが、マイナスイオン(機能性イオン)です。
今日まで世界中の科学者により多くの研究がなされ、マイナスイオンは人体組織を活性化させることがわかっています。
マイナスイオンの作用
マイナスイオンの作用は、細胞の酸化防止、安眠、免疫の強化、鎮痛、精神安定、自律神経の調整、血液の浄化、肺機能強化など多岐にわたります。そのためガンや糖尿病などの治療に「マイナスイオン療法」※を補完代替医療として取り入れるクリニックも多く、多くの臨床例も報告されています。
現代人はプラスイオンに傾きやすい環境
現代人の生活環境は電化製品の使用や花粉、粉塵など、さまざまな要因でプラスイオンに傾きやすくなっています。こうした部屋の中でマイナスイオンを発生させると、これらのプラスイオンと結合し質量が増えて下に落ちます。この落ちた微粒子は消えてなくなるわけでないので、こまめに掃除するようにしましょう。
※体を電位で覆って電位の力で治療する電位治療器による治療法。医学博士の高田蒔氏の研究により開発され、1957年に厚労省より家庭用健康治療器として製造が認可された。直接生体に電流を誘導するので、生体マイナスイオン療法とも呼ばれ、空気イオンとは区別されている。
■ マイナスイオンとプラスイオンが与える影響
プラスイオンは、さまざまな病気を引き起こします。一方、マイナスイオンは、プラスイオンを減らすことで病気を未然に防ぐばかりでなく、新陳代謝を活性化させたり、自律神経を安定させることで、健康力が上がると考えられています。
●安眠
空気を中和し浄化して、室内を爽やかな場所に変えることで安眠を促します。
●細胞の活性化
細胞が新陳代謝を行うとき、マイナスイオンが主役を果たします。
●体質改善
免疫を強化し、腸や肝臓などの内臓環境を整えます。
●鎮痛
痛みがある部分にマイナスイオンを照射すると、イオンバランスが改善され、痛みを和らげます。
●精神安定
幸せホルモンと呼ばれる脳内β-エンドルフィンを活性化し、気持ちを落ち着かせます。
●自律神経調整
活性酸素を中和し、疲労の回復を早め、自律神経の緊張を和らげます。
●血液の浄化
酸性血液を中和し、血中のカルシウムのバランスを回復します。
●肺機能強化
肺機能を高め、炭酸ガスの排出を促進し、酸素交換率を高めます。
●体内の酸化
●動脈硬化
●身体の酸性化
●自然治癒力の低下
●老化
●動脈硬化など
機能性イオンとは
大気中にはプラスまたはマイナスに帯電した微粒子が無数に存在しています。これらは大気中の電気伝導によることから「空気イオン」と呼ばれています。
空気イオンの中でマイナスに帯電したイオンは快適で、身体にいい影響を与える機能を持つものとして、これを機械的(強制的)に発生させたものを「機能性イオン」と呼んでいます。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-31 マイナスイオンの健康力』より