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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

静電気とイオンの違い

森林のマイナスイオン

イオンとは?

イオンとは、原子がくっついて化合物になる際、余分な電子(マイナスの電気を帯びた素粒子)を受け取るか放出してしまうことで、プラスマイナスに偏りが出て、わずかに電気を帯びた状態になったもののことです。どちらの電気を帯びるかは原子の種類によって決まっていて、学術用語ではプラスの電気を帯びたものが陽イオン、マイナスの電気を帯びたものが陰イオンと呼びます。

静電気とは?

一方、静電気は物や人に蓄えられていた電気自体のことを指しています。空気が乾燥した冬、化繊のセーターを脱ぐとパチパチしたり、髪を梳かすとブラシに髪の毛がくっついてきたりするのは、もともとプラスの電気が多く帯電しているところにマイナスの電気を求めて起きる現象です。

静電気を抑えるとは

この違いが身近でよくわかるのが、濡れた髪の毛をドライヤーで乾かすときです。髪の毛は乾いた状態だとプラスに帯電しやすい性質を持っています。そのため乾かしていく過程で、静電気が溜まりやすくなります。

マイナスイオンドライヤーは、乾いてプラスに帯電した髪の毛に、送風と同時にマイナスの電荷をあて(プラスをマイナスで打ち消して)、髪の毛に静電気が発生するのを抑えています。

さらに、髪の毛をブラッシングすると、髪がプラスに、ブラシはマイナスに帯電する性質を抑えるために、プラスとマイナスのイオンを同時に発生して、髪の毛とブラシ両方の静電気を抑えるドライヤーもあります。

ドライヤーをかける女性

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-31 マイナスイオンの健康力』より

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