
タイトル:ホヤの健康力
シリーズ:栄養書庫ブックレットシリーズ
栄養書庫編集部/著
林 要喜知 医学博士/インタビュー
発行日:2018年7月18日
定価:700円(税別)
頁数:オールカラー本文28頁
判型:A5変形(155mm×223mm)
超高齢社会に福音をもたらす
「海の珍味」として知られるホヤの主な産地は北海道から岩手県~宮城県にかけての三陸海岸。2011年の東北大震災の際に、養殖業は壊滅的なダメージを受けました。その後、懸命の努力により、約3年を費やして養殖量は回復しましたが、海外の主な輸入国が禁輸措置を取ったため、せっかく水揚げされたホヤが余ってしまうという事態に陥りました。
一方で、アルツハイマー型認知症に対して、リン脂質の一種であるプラズマローゲンの効果が研究されていました。当初は牛由来のプラズマローゲンの応用が期待されていましたが、狂牛病問題から研究開発が頓挫してしまいます。
そこで注目を集めるようになったのが、東北大学の宮沢陽夫教授の研究チームにより突き止められたホヤ由来のプラズマローゲンでした。その結果、ホヤは漁業と医療産業の両方から、大いに注目を集めることになりました。さらに、プラズマローゲンだけでなく、カロテノイドやDHA、EPAなど健康に必要な成分が、ホヤには豊富に含まれていることが明らかにされてきました。
進行する高齢化によって、2025年には認知症の患者数は約700万人、日本の65歳以上の国民の5人に1人に達すると予測されています。ホヤは、珍味の枠を超えて、深刻な高齢化社会に福音をもたらしてくれるかもしれません。当書では、その最新の研究の成果を明らかにしていきます。
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