
要介護の原因の根底にはフレイル
後期高齢者が要介護状態となるきっかけは認知症・脳卒中・転倒骨折・関節疾患などですが、いずれも原因の根底にはフレイルがあります。
フレイルが進行する環境変化
フレイルが疾患を引き起こし、それによってさらにフレイルが進行するという悪循環は、身体的なものだけに限りません。「定年退職した」「入院した」「家族と死別した」などの環境変化が、認知症やうつ、あるいは閉じこもりなどの引き金になる可能性があります。
フレイル・ドミノとは
心の健康が損なわれれば、口腔機能や栄養状態も悪化しがちとなり、身体機能はさらに低下していきます。このようにドミノ倒しのように衰えが進んでいくありさまを、メタボリックドミノと同様フレイル・ドミノと呼んでいます。
身体的フレイルの大きな危険因子
フレイルとともにサルコペニアやロコモティブシンドロームといった言葉をよく耳にします。サルコペニアは筋肉量が減少して身体機能が低下した状態、ロコモティブシンドロームは運動器の障害のために移動機能が低下した状態のことで、身体的フレイルの大きな危険因子として注目されています。

健康寿命をのばすために
健康寿命をのばすためには、こういったフレイルと疾患の関わりについて、正しく理解していくことが重要です。
■フレイルの相関図
高齢者が要介護状態に陥るプロセスは、サルコペニアやロコモティブシンドロームといった身体的なフレイルが背景にあり、変形性関節症や骨粗しょう症といった疾患も加わり、機能障害や転倒等による外傷がきっかけとなっていきます。

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-2 フレイルってなに?』より















