
腸の中が見えてきた
腸の中に何がどれくらいいるのか――昔はほとんど想像で語るしかありませんでした。今では、便を少し採ってDNAを調べる腸内細菌叢解析によって、「どんな菌が、どんなバランスで棲んでいるか」が一人ひとり違う姿のまま見えてきます。
腸活プログラム
この技術はすでに研究室だけのものではありません。飲料や食品メーカー、サプリメント企業などが腸内フローラ検査つきの「腸活プログラム」を次々と始め、便を送ると多様性スコアや短鎖脂肪酸をつくる力の目安が返ってきて、「あなたにはこんな食事・習慣がおすすめです」と提案してくれるサービスも増えています。

腸内タイプを知ることが一歩
1回の検査ですべてが分かるわけではありませんが、自分の腸内タイプを知ることは、食物繊維や発酵食品をどう増やすか、高脂肪食や夜更かしをどう見直すかといった具体的な一歩につながります。将来は健康診断の項目に腸内フローラ検査が並び、「便から読み取った未来のリスク」をもとに、病気になる前に手を打つ時代が来るかもしれません。

新しい健康ツール腸内細菌叢解析
見えない相棒であるマイクロバイオームを、解析というレンズでのぞき込み、自分だけの“からだの取扱説明書”をアップデートしていく――腸内細菌叢解析は、そんな新しい健康ツールになりつつあります。
栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-15 そうだったのか!マイクロバイオーム』より















