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成長ホルモン活性と老化現象抑制の関係

親子

成長ホルモンは年齢とともに低下

私たちの身体が成熟した後も分泌される成長ホルモンは、身体の機能や調節に重要な役割を果たしています。ただし、その分泌量は思春期にピークを迎え、それ以降は年齢とともに低下してしまいます(図1)。

■加齢と共にホルモンの分泌量は減少する(図1)

成長ホルモンの分泌量は加齢とともに低下していきます。思春期前の値を100%とすると、思春期後期で最も多い200%となり、その後はどんどん少なくなり、30~40歳代では50%、60歳では30%ぐらいになります。メラトニンは10歳前後をピークに、男性ホルモンのテストステロン、女性ホルモンのエストロゲンは 20歳代をピークに加齢と共に減少していきます。

ホルモンの分泌量の変化

成長ホルモンは深い睡眠に多く分泌

成長ホルモンは1日中同じ分量が分泌されるわけではなく、何度かに分かれて放出され、特に睡眠時の眠りについてから2~3時間の深い睡眠「ノンレム睡眠」に多く分泌されることがわかっています。そのため成長ホルモンの分泌を促すには質のよい睡眠をとることが大切になります。

メラトニンの分泌は10歳前後がピーク

「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンも加齢と共に減少しますが、10歳前後の幼少時が分泌のピークで、メラトニンの量が減少に転じると思春期が始まります。また空腹時や低血糖、運動時などにも成長ホルモンの分泌量が増えることがわかっています。適度な運動を心がけ、過食を避けることも成長ホルモンの分泌を促してくれます。

成長ホルモンの活性化で美と健康に多くの波及効果が期待

成長ホルモンの加齢による低下は、骨の代謝が阻害されることで骨密度の減少、骨粗しょう症のリスクが高まり、筋肉量の減少などにより運動能力も低下します。さらに体力の減少に伴い、疲れやすさやスタミナ不足、気力の低下などを引き起こします。
これらは総合的に老化現象と類似しているため、成長ホルモンの活性化によるリバースエイジング効果に注目が集まり研究が進められています(図2)。

■成長ホルモン分泌量のUPにより期待される波及効果(図2)

成長ホルモンの波及効果

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-7 成長ホルモンを味方にする本』より

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