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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

ホルモンは生命を維持する情報伝達物質

心身のバロメーター

体内のさまざまな機能を調節するホルモン

ホルモンは主に内分泌腺で作られており、体内のさまざまな機能を調節することで、身体のバランスをとっています。

内分泌腺には視床下部、下垂体をはじめ、脳の松果体、甲状腺や副甲状腺(上皮小体)胸腺、すい臓、副腎(皮質と髄質)、生殖腺(卵巣、精巣)などがあり、それぞれ違う働きをするホルモンが作られています(図1)。

■主な内分泌腺の場所と働き(図1)

ホルモンは内分泌臓器などで作られ、血流に乗って身体の各臓器や細胞に到達して働きます。いわば内分泌系のメッセンジャーと言え、非常に少ない量(50Mプール一杯の水に、スプーン一杯程度)で効果があります。

主な内分泌臓器

ホルモンの基本的な働き

たとえば私たちの身体は、まわりの温度が高くても低くても、同じ体温を保とうとします。寝不足になると睡魔が襲ってきて睡眠を促します。さらに具体的な例をあげると、身体が水分不足になった場合、血圧を維持するホルモン、尿を濃縮させて水分をため込むホルモンが腎臓に指示を出し、のどが渇いて水を飲ませるホルモンが脳に指示を出して、身体の恒常性を保つ働きをします。

ホルモンはメッセンジャー

ホルモンは、こうした身体の内外の変化に応じて、各器官や臓器に必要な指令を出すためメッセンジャー(情報伝達物質)と呼ばれることもあります。
このようにホルモンの役割は幅が広く、多岐に渡ります。主なものには、エネルギー代謝(貯蔵と消費)や血糖値の調節、成長と成熟の調節、ストレスに対する防御、生殖機能の調節などがあり、私たちの生命を維持するには欠かせないものなのです(表1)。

■代表的なホルモンとその役割(表1)

ホルモンは加齢やストレスなどによって分泌量が増減します。急激な変化が起こるとホルモン同士のバランスが崩れ、体調不良や疲労、肌の不調や不安症などを引き起こし病気につながっていきます。

代表的なホルモンとその役割

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-7 成長ホルモンを味方にする本』より

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