コーヒーでリラックスは科学的に実証されている
「ほっとリラックスしたいときに、コーヒーを飲む」という方も多いでしょう。実は、コーヒーの香りがリラックス効果を持つことは、科学的に実証されています。
ノートルダム清心女子大学の林泰資教授らによるマウスを使用した実験では、コーヒーの香りをかがせたマウスは、ストレスによる体温の上昇が抑えられることが明らかになっています。
ストレス緩和の度合いは、生理的食塩水では15%減少した程度なのに対し、コーヒーやカフェインではそれぞれ63%減、66%減と、生理的食塩水と比較して激減しています。なお、クロロゲン酸については、この実験で はあまり効果は見られませんでした。
コーヒーの香りと脳波
また、杏林大学の古賀良彦教授は、6種類の異なる豆で淹れたコーヒーの香りを、人々に実際にかいでもらい、その間の脳波を計測した実験によると、リラックスしていることを示す「α波」が最も多く出現したのは、グァテマラとブルーマウンテンでした。なお、マンデリンやハワイ・コナの香りをかいだ人には、集中が高まっている時に出る脳波「P300」が多く出現したそうです。
甘い癒しの香りが人気
また、焙煎による違いもあり、浅煎りよりも深煎りのほうがリラックス効果が高いこともわかっています。
ストレスにさらされることが多い現代社会。人々のコーヒーの好みも、より甘い癒される香りに推移しているそうです。リラックスしたいとき、集中したいとき、ストレスを緩和したいとき……、コーヒーを上手に利用したいですね。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-5 コーヒー豆の健康・美容力』より