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美肌菌を育てる洗顔

タオルで顔をふく女性

スキンケアの間違った常識

私たちの肌を顕微鏡で見てみると、皮膚の表面には丸いボールのような美肌菌や細長い棒状のアクネ菌が活動しているミクロな世界が広がっています。ところが雑誌などで見かける肌の写真やイラストの断面図には、これらの常在菌はまったく出てきません。これがスキンケアの間違った常識が生まれた原因のひとつになっています。

肌は1日中pHが変動している

落とし切れなかったメイクや肌に残った洗顔料は、毛穴詰まりなどの肌トラブルの原因になることは知られています。そのため、汚れを落とそうとゴシゴシ洗ったり、熱いお湯ですすいだりすると、美肌菌が根こそぎ洗い流されてしまいます。

また、肌のpH バランスを弱酸性に保とうと弱酸性の洗顔料を使う方も多いと思います。ただし、弱酸性の洗顔料を使えば、肌が弱酸性に保たれるわけではありません。肌は1 日中pH が変動していて、気温や湿度によっても変わります。さらに健康な肌にはアルカリ中和能※があるため、アルカリ石鹸などを使っても数十秒で中和して弱酸性になりますが、不健康な肌はこの力が低下しているので弱酸性に戻るのに時間がかかってしまいます。

洗い流された美肌菌は12 時間復活しない

このアルカリ中和能に深く関係しているのが美肌菌です。しかし、洗い流された美肌菌が元の状態に戻るには約12 時間かかります。たとえば朝晩2 回洗顔をすると、朝に洗い流した美肌菌が完全に戻らない状態で、夜にまた洗い流してしまうので、美肌菌が少ない状態が続いてしまいます。

少なくなった美肌菌を元に戻すには時間がかかります。そのため美肌菌を育てる第1 歩として、美肌菌を減らさない洗顔を心がけましょう。

※中和能 アルカリを中和させる力

■美肌菌を育てる洗顔方法

美しい肌の秘訣は整ったキメにあります。そのキメに美肌菌の働きが役立っています。メイク落としや洗顔のしすぎは美肌菌にとって大敵となるため、美肌菌に不必要な刺激を与えない洗顔方法を実践してみてください。

▶美肌菌を減らさない洗顔 3 つのポイント

①洗顔料は最小限。使うのは1 日1 回に
②こすらずにひたひた洗い
③何回も洗わない

朝の洗顔
夜の洗顔
洗顔方法

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-5 美肌菌きれい研究ブック』より

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