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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

幸福感や満足感を与えココロの健康を司るホルモン

両手を広げる

精神状態を安定させるセロトニン

『セロトニン』は脳内に存在する神経伝達物質のひとつで、恐怖などに対抗するノルアドレナリンや快楽に関するドーパミンなどを制御して、精神状態を安定させる働きがあります。そのためセロトニンが不足してしまうと、ノルアドレナリンやドーパミンの制御ができなくなり、不安や焦り、怒りなどの感情を強く感じやすくなるため、精神状態が不安定になってしまいます。

セロトニンの効果

セロトニンにはさまざまな作用がありますが、主な効果には ①心身をリラックスさせる ②緊張などのストレスを感じにくくなる ③快眠が得られるなどがあります。

■セロトニンの役割

セロトニンはほとんどがトリプトファンを材料に腸内で作られています。そのため腸内環境を良好に保つことと必須アミノ酸の摂取がとても重要になります。

セロトニンの3つの役割
ピンク帯

オキシトシンの効果

『オキシトシン』は脳の下垂体後葉から分泌されるホルモンです。従来は授乳や出産など妊産婦に与える影響が指摘されていましたが、現在ではセロトニンの分泌の増加や抗ストレス・抗不安などの作用もあることがわかっていて、①幸せな気分になる ②学習意欲や集中力が高まる ③ポジティブになりやすくなる ④愛着(絆)形成といった心身にさまざまなよい効果をもたらすことがわかっています。

愛情ホルモンのオキシトシン

オキシトシンは愛情ホルモンとも呼ばれ、気持ちいいと感じることや大切な人やペットとのスキンシップなどでも分泌されることが確認されています。

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-7 成長ホルモンを味方にする本』より

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